「諜報的生活」の技術/佐藤優

最近、現状から脱出するにはどうしたらいいかと考えているので、引き際を間違うと泥沼になるという話が特に印象に残った。 気が付けば以前と同じ状況に陥っていて、そろそろ引き際について考えないといけないのかなあと思っている。でも抜け出す算段をつけら…

アメリカン・スナイパー/クリス・カイル

SEALのスナイパーとして活躍し、米軍史上最高の狙撃成功回数を記録したと言われるクリス・カイルさんが、退役後に書いた自伝。 戦争が悲惨だったとか病んだとかいう話ではなく、最後まで一貫してSEAL最高!だった。 彼は人を殺したことに対して、全く罪悪感…

ゼロからわかるキリスト教/佐藤優

マルクスが書いた「ヘーゲル法哲学批判序説」を読む講座の内容をまとめたものがこの本。「ヘーゲル法哲学批判序説」というのはマルクスが25歳の時に書いた論文で、「宗教は民衆のアヘンである」という一節はこの論文に書かれているんだそうな。 それで、キリ…

道徳感情はなぜ人を誤らせるのか/管賀江留郎

著者の管賀江留郎さんは、少年犯罪データベースを主宰している方なのだそうな。この本の前に、戦前の少年犯罪という本も書いている。 この本では、いくつかの少年犯罪において冤罪が起こってしまった理由などについて書いている。 思ったこと この本の趣旨と…

いま生きる「資本論」/佐藤優

佐藤さんがマルクスの資本論について講義した内容をまとめた本。 実は以前一度読んだけど、よく分からなかったので途中で挫折した。 今読んでも分からないところは沢山あるが、今回は最後まで割とすんなり読めた。 同じ講義のもっと後の方の話をまとめた「い…

民の見えざる手/大前研一

この本が発売されたのは今からちょうど10年くらい前だけど、日本の不景気の実態は何なのか、またそこから脱却するためにどういう手があるか、というお話。 色々書いてあるのだけど、自分も考えを改めないといけないなと思ったのは、「いざという時に備えて」…

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法/橘玲

「人は頑張れば変われる」は本当か否か、というとどうも変わるのは難しいようだけど、それならそれなりに、幸せに生きる方法はあるよという話。 ・・・だったはずなのだけど、本当にそういうことが書いてあったのだったかどうだったか、うまく思い出せないの…

日本インターネット書紀/鈴木幸一

本の概要 著者は日本で初めてのISP(インターネットサービスプロバイダ)であるIIJを創設した鈴木幸一さん。 お金が集まらないため、国からの許可が下りず、IIJが一年半もサービスを開始できなかったことや、当初電話網を利用していたインターネットを、専用の…

いま生きる階級論/佐藤優

本の概要 マルクスの資本論について、佐藤さんが講義した内容をまとめた本。 同様に書かれた「いま生きる資本論」の続きのようなもの。 この本を読んだ理由 「いま生きる資本論」に、資本論を理解すると仕事が苦しい理由が分かると書いてあって、読みかけた…

考える技術/大前研一

本の概要 問題を解決するための考え方について、大前さんが実践している手順について書いた本。 この本を読んだ理由 自分の身に降りかかる色々な問題を解決したいと思っているから。 思ったこと 問題を解決するためには、仮説を立てて、その仮説を立証するた…

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel 第1章

本ではないけど、観てみて全く予想外の感想だったので、ここに吐き出しておく。 経緯 Fate/stay night:プレイ済み Fate/hollow ataraxia:プレイ済み Fate/Zero:アニメ視聴済み Fate/stay nightをプレイしたのは大分昔で、大筋は分かるけど細かい部分は殆…

超AI時代の生存戦略/落合陽一

概要 筑波大学の准教授、ほか色々やっている落合陽一さんが書いた本。 最近AIが世の中に及ぼす影響が話題になっているけれど、世の中がこれまでにどう変わってきて、今後はどうなりそうか、それに対して人はどういう方針で生きていったらよいか、等について…

あんぽん/佐野眞一

ソフトバンクの創業者:孫正義さんの生い立ちを、親族へのインタビューなどをもとに書いた本。 この本を読む前に私が孫さんについて知っていたことは、ソフトバンクの創業者であるということと、どうも韓国の人らしい、ということくらい。 この本を読んで、…

そこまで言うか!

堀江貴文さん、勝間和代さん、西村博之さんの対談をまとめた本。何かのテレビ番組で勝間さんと西村さんが喧嘩のようになってしまったので、堀江さんが仲介して対談が実現したそうな。 私は特に堀江さんと勝間さんはどういうことを考えている人なのかあまり知…

菊と刀/ルース・ベネディクト

第二次世界大戦中、文化人類学者のベネディクトさんは、国(アメリカ)から、敵である日本人はどんな民族かを調査せよという依頼を受けた。その調査結果がこの本の元になっている。 調査をするには、日本に渡り、日本人と一緒に生活をするのが一番良いのだけど…

誰も戦争を教えられない/古市憲寿

古市さんが世界各地の戦争に関する施設(戦争の記念館や博物館など)を巡った記録。古市さんのことはテレビで何度か見たことがあったので、読んでみた。 2か月くらい前に読んで大分内容を忘れてしまったけど、少し前に中国の深センの発展がすごいという話を聞…

「知の衰退」からいかに脱出するか?/大前研一

日本人は自分の頭でものを考えられない人が多く、このままでは、かつて世界で最も進んでいる国だったポルトガルが今では目立たない国になってしまっているように、日本も落ちていく一方だよ、というお話。 ポルトガル・・・確かに、今どんな国だろうと考えて…

夜と霧/ヴィクトール・E・フランクル

かの有名なアウシュヴィッツの強制収容所に収容され、生還した精神科医の方が書いた本。 冒頭にアウシュヴィッツと他の類似の強制収容所で何が行われたか解説があり(その部分はヴィクトールさんが書いたものではない)、その後にヴィクトールさんが経験したこ…

A/森達也

森さんのドキュメンタリー映画「A」の撮影時の様子などについて書かれた本。 「A」はオウムに対し擁護も批判もしないつもりで作られた映画だったけど、世論はオウムを批判するのが当然で、批判していないなら擁護だと考える人がいて、特に日本国内ではあまり…

イベリコ豚を買いに/野地秩嘉

イベリコ豚がどんぐりを食べて育つという話を、私は初めて聞いたのだけど、日本でイベリコ豚が流行った頃、そういう宣伝文句が謳われていたらしい。 けれど実際は、ドングリを食べて育ったイベリコ豚はとても高価で、日本に出回ったイベリコ豚の殆どはドング…

(日本人)/橘玲

日本人には他の国の人にはない特徴があるかのように言われることがあるけれど、実際はどうなのか、日本人の特徴から他の国の人にも共通の特徴を削ぎ落して、残ったものが何なのか見てみましょう、という話。だと思ったのだけど。 最初の方は、よくよく他国の…

ドキュメンタリーは嘘をつく/森達也

ドキュメンタリーという分野のテレビ番組や映画を作ることを生業にしてきた森さんが、ドキュメンタリーとはどんなものか、ということについて語っている。 私が、森さんが書いた本を読むのはこれで2冊目だ。テレビ番組や映画を観ることや作ることに特別な興…

「イスラム国」の内部へ/ユルゲン・トーデンヘーファー

ドイツのフリージャーナリストである著者が、ISに入国?するまでと、IS内で取材を行って帰国するまでの10日間の様子を書いている。 アメリカや西側諸国が完全に善で、ISが絶対悪とは思わない。戦争を行う者には双方に正義があると思って読んだけれど、少なく…

資本主義はなぜ自壊したのか/中谷巌

アメリカに端を発する新自由主義、グローバル資本主義の考え方は、稼いだ者が勝者という考え方である。この考え方を推し進めると、貧富の差や環境破壊に繋がる。日本は島国であるという特性上、人との信頼関係に重きを置き、平等な社会を築いてきたのだけど…

死刑/森達也

本書は、森達也さんが、確定死刑囚、弁護士、刑務官(死刑執行も職務に含まれる)、被害者の遺族、死刑制度廃止派の人、死刑制度存置派の人等に会い、日本の死刑制度の是非について述べた本である。 私は何年か前に読んだ13階段という本で刑務官の苦悩を知り、…

甦るロシア帝国/佐藤優

佐藤さんは、崩壊前のソ連に外交官として勤務していた頃に、モスクワ大学で神学について講義をしていた。本書は、その時の教え子の学生や、周辺の知識人たちとのやり取りを通して、ソ連崩壊の理由について考えたことを述べた本であるとのこと。 自壊する帝国…

紳士協定/佐藤優

佐藤さんが外務省の語学研修のためイギリスに留学した際に出会った、ホームステイ先家族の末っ子グレンが主な登場人物。 若手の外務省職員と12歳の男の子は、お互いの勉強を助け合うという紳士協定を結んだ。 イギリスは階級の移動が日本よりずっと小さいら…

大世界史/池上彰・佐藤優

池上さんと佐藤さんが、最近の世界情勢について対談した内容をまとめた本。 世界史とタイトルに入っている理由は、現在の世界情勢を読み解くには過去の歴史を知る必要があるから。私もそう思い、少し世界史を勉強したいと考えている。 この本が発行されたの…

美瑛 光の旅/中西敏貴

北海道に美瑛という所があり、その辺りの景色などを撮った写真集。 ふるさと納税のおかげで、このような高尚なものが手元にやってきた。 実は北海道、これまで特に興味を持ってはいなかったのだけど、最近北海道出身者の知り合いができ、少し興味を持つよう…

世界の歴史1 人類の起源と古代オリエント

最近、YouTubeで世界史の講義を聴いている。多分どこかの予備校の講義の録音だと思うけど、何があったかだけでなく、「その出来事がなぜ起こったか」や「それが起ったことにどんな意味があるか」を説明してくれるので面白い。 それで世界史を勉強し直したい…