こそーり感想を述べる

読んだ本の記録。

インテリジェンス人間論/佐藤優

政治家というのは、自分の国が好きで、国のために働こうという人たちのことなんだな。

言うまでもないことだろうけど。

私は、ニュースで見聞きした事件について多少考えはしても、国のことなんて殆ど考えたことがないと思う。

だから政治家がどういうものとか、政治家になりたい人の気持ちがどんなものとか、ピンとこないんだろう。

同じ日本に生まれて育ったのに、愛国心の有無というのはどこで差ができたんだろう。

 

この本のあとがきに、人間は大切な自らの命を、国家や理念や神などのために投げ出す覚悟を持つことができて、その覚悟を作り出すのが思想だと書いてある。

そういう覚悟を持った者は他人の命を奪うことにも躊躇がなく、その例としてイスラム原理主義などが挙げられている。

そして日本人には、宗教紛争や民族対立で命を奪ったり奪われたりするということは理解しづらいと。

そう、テロリストが自爆する気持ちなんて、正直理解し難い。

他人を巻き添えにして自分も死ぬなんて、一体何がしたいのか、どういう心持ちなのかと思う。

仕事に行くのが辛くて自殺する人がいると聞いて「何それ」と思う人もいれば、自爆テロのニュースを見て「ああ、わかる」と思う人も沢山いるんだろうな。

 

インテリジェンス人間論 (新潮文庫)

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