国家なる幻影(上/下)/石原慎太郎

石原さんが国会議員をしていた頃の話しあれこれ。

ちなみに最近石原さんが豊洲移転問題で出てきたから読んでみようと思った、のではなく、偶然その前に買ってあった。

この本に東京都知事をやっていた頃のことは書かれていない。

 

石原さんは割と最近まで東京都知事をやっていたはずだけど、政治に関するニュースなんて気にかけるようになったのはごく最近なので、何か印象に残っていることがあるかというと特にない。

というわけで、この方は政治家であり作家であるということ以外はほとんど何も知らない状態で、この本を読んだ。

読み始めて思ったことは、文章が読みづらい。例えば「○○だが、○○だが、・・・」と一文がずるずる続く。

作家さんが書く文章なのに読みづらいとは、何か私が悪いのだろうか。とにかく読みづらかった。

 

内容はそれなりに面白いと思って読み進めたのだけど、感想を書こうとするとあまり出てこない。

全体的に人を見下したような言い方が多かったという印象。この人はこういう人なんだなと思った。

日本が核攻撃を受けたらアメリカが報復してくれるか、ということについて、アメリカがリスクを負ってまで他国のためにそんなことをするわけがないと書いてあって、確かにねと思った。

 

国家なる幻影〈上〉―わが政治への反回想 (文春文庫)