美瑛 光の旅/中西敏貴

北海道に美瑛という所があり、その辺りの景色などを撮った写真集。

ふるさと納税のおかげで、このような高尚なものが手元にやってきた。

実は北海道、これまで特に興味を持ってはいなかったのだけど、最近北海道出身者の知り合いができ、少し興味を持つようになったことがこの写真集を手にするきっかけになった。

 

美瑛という地名は、アイヌ語のピイェが元になっているのだと書いてある。そういえば北海道には、アイヌ語が元になっている地名が沢山あると聞いたことがある。

それから美瑛の地には明治に初の入植者が入り、その後人の手で少しずつ開拓していったのだそうな。マイナス20度以下に冷え込むこともあり、そのおかげでこの写真集に載っているような美しい現象が見られるのだろうけど、そんなに寒くて、最初は何もなかったであろ土地にどうして人が移り住んだのか。北海道というところは、同じ頃に移り住んだ人が多いのかな。今度調べてみよう。

 

北海道には、見渡す限り人工の建物が何もない場所がどれだけあるんだろう。とにかくでかい。同じ日本とは思えないような気がしてくる。

写真一つ一つに言葉が添えられているのだけど、そのうちの一つに、「こんなシーンに出合えたら、明日はきっといいことがある」と書かれている。この写真集に載っているような景色を見られたら、ものすごくいい気分になれそうだ。

 

美瑛 光の旅

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