てんでんこ未来へ
3.11の東日本大震災の日、岩手で起こったことをまとめたもの。
ふるさと納税でいただいた。
「てんでんこ」とは、「各自」「めいめい」の意味で、「津波の際は、人に構わずてんでばらばらに逃げろ」という教えとして1896年の明治三陸大津波のころから三陸地方に伝えられてきた。
多くの人が誰かを助けに行き、迎えに行くなどして犠牲となった。
他人を見捨てるということではないのだけど、いざという時に各自がそういう行動をとれるかというと、難しい。
大丈夫だろうと思って家に残った人、戻った人も多く亡くなったそうだ。
近頃はちょっとした大雨でも早く帰宅するようになってきた。大したことないのに、何て言っている人もいるけど、後で大したことなかったならそれでいいのだから、私は大丈夫だなんて思わないでさっさと帰るようにしている。
被害が落ち着いてきた頃、長期の避難場所として使う予定だった施設に避難してしまって亡くなった方も沢山いたらしい。
安全な場所だと思って行ったら・・・。
避難訓練なんて面倒だと思ったけど、いざという時のためにきちんとやっておかないといけないなあ。
てんでんこ未来へ あの日を忘れない (2011.3.11東日本大震災 岩手の記録IV)
- 作者: 岩手日報社
- 出版社/メーカー: 岩手日報社
- 発売日: 2016/10/20
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