プラハの憂鬱/佐藤優

佐藤さんが外務省のロシア語研修のためイギリスで過ごしていた頃のお話。

チェコ神学者に関する本を求めていたところ、チェコから亡命してきた本屋の店主と出会う。

 

神学の話やら、チェコやその周辺の国々のことなど、佐藤さんの本を読むまでは殆ど考えたことがなかったので、所々でへーと思いつつもぴんとこない。

面白いのだけど、そういう点でなかなかのめり込む感じにはなれない。

 

人それぞれ使命みたいなものがあるという考えは、私は思ったことがないけれど、そういう考えを持って生きている人もいるらしい。

使命というと大げさだけど、ライフワークと言われればもう少し身近かもしれない。ライフワークなんてものが見つけられたら、人生が楽しくなりそうだ。

 

個人の力ではどうにもならないことって多いよね当然だけど。力が大きくて抵抗できないようなものから、気付いたら流れでそうなってしまったようなことまで。でもきっと誰でも、いつもいつも自分で道を選んでいるわけではなくて、流されている部分が多いんだろうな。

 

プラハの憂鬱

プラハの憂鬱