フェアトレードのおかしな真実/コナー・ウッドマン

緑色のカエルのマーク、フェアトレードと書いてあっても、どれほどの意味があるのだろうと正直思う。 実際、あのマークがついているものの原材料などの取引において、最低価格は保証されているけれど、そもそも最低価格を下回ることがなく、フェアトレードに関心を持っている企業であるという宣伝のような役割になってしまっていることもあるらしい。フェアトレードを謳っていないものの方が、適正な価格で取引をしていることもあるようだ。まあ、そんなものだよねえ。

 

危険な労働環境であっても受け入れざるを得ない人々、世の中によくないものであってもそれを売ることでしか生きていけない人々がいる。私達はそうやって作られたものをよく知らないまま利用して、平和に暮らしている。急速に便利になったのは一部の場所だけで、何年も昔のまま取り残されている場所がある。