2018-07-01から1ヶ月間の記事一覧

知の教室/佐藤優

佐藤さんは、すぐに役に立つ実務的な知識は賞味期限も短い。一見役に立たなそうな教養が、人生の危機に直面した時に役立つ。というようなことを(この本に限らず)何度か言っている。 確かに、仕事に関係する知識は目の前の仕事をこなすのには役に立つけど、こ…

大震災の後で人生について語るということ/橘玲

長い間、白鳥には羽の白い鳥しかいないと思われていたけれど、実は羽の黒い種類もいるということが分かった。そこから、想定外の出来事をブラックスワンと言うらしい。 この本のタイトルには震災と入っているけれど、震災について書いた本ではない。著者の橘…

IoT革命/大前研一

IoTとはInternet of Thingsの略で、あらゆるものがインターネットにつながるようになった状態のこと。それにより、世の中でどのような変化が起こっているかをこの本で紹介している。 最初の章だけ大前さんが書いていて、残りの三章は別の方が書いている。 全…

いつかの夏/大崎善生

今から10年ほど前に起こった、名古屋闇サイト殺人事件について書いた本。事件当時のことは覚えていない。数か月前に、亡くなった女性の母親が、NHKの番組で事件について語っていたのを見て知った。 番組を見てぼろぼろ泣いてしまったので、この本を読むのを…