2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ぼくは猟師になった/千松信也

猟師と聞くと、世間から離れて一年中山の中で暮らすとか、マタギのような生活をイメージするけれど、著者の千松さんは普通の家に暮らし、普段は仕事もするなど現代的な生活をしつつ、猟の期間中だけ山に入って獲物を捕るそうだ。 ちなみに千松さんは銃ではな…

使える武術/長野峻也

何かあった時のために武術について知っておきたいと思っていたので、読んでみた。と言っても、そういう何かにあうことが一生のうちに一度あるかないかだろうけど。そう、何か武術を習ってみようかと思うこともあるけど、役立つ機会はないかもしれず、お金と…

ヤノマミ/国分拓

著者は数人のロケメンバーと共に、計150日間ヤノマミの集落で暮らした。本書はその記録。ヤノマミとは、アマゾンの奥地で殆ど文明に触れることなく暮らしている人々のこと。 常識や善悪は、自分の身の回りの人達がそう言っているからそうだと思い込んでいる…

ユニクロ潜入一年/横田増生

文芸春秋の記者である著者は、この本を書くより以前に「ユニクロ帝国の光と影」という本を書き、ユニクロから訴えられたが勝訴。その後ユニクロから、と言うより柳井社長から取材を断られ続けたが、柳井社長の、悪口を言っている人はうちの会社で働いてみて…

くらべる世界

色々なものの国による違いを、写真とともに比較した本。 あやとりと折り紙は、日本の文化だと思っていたけどどちらも海外にもあるそうで驚いた。 フランスではじゃんけんの手の形が4種類あるそうで、形は違ってもじゃんけんは色々な国でやっているということ…

日本の問題/ピオ・デミリア

日本で暮らすイタリア人ジャーナリストの著者が、東京で東日本大震災を経験し、その後福島に取材に行った際に見たものや感じたことをまとめたのが本書。 本の内容とは直接関係がないけれど、日本のデモは信号で立ち止まったりなど大人しすぎると指摘されてい…

他者という病/中村うさぎ

中村さんは、体が硬直して痛みが走る謎の病気にかかり、ある日突然意識を失ってしまったそうだ。そのまま亡くなるか、生き延びたとしても意識が戻らない可能性が高いと言われていたけれど、奇跡的に回復し、元通りには動けないけれど介助があれば何とか暮ら…

戦禍のアフガニスタンを犬と歩く/ローリー・スチュワート

著者のローリーさんが何故アフガニスタンを徒歩で歩こうと思ったのかよく分からない。自分だったらまずとてもできそうにないので、やりたいとも思わないのだけど。だってローリーさんは何度も、死んでもおかしくない状況になっていた。けど、この方にとって…