2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「生きる」という権利/安田好弘

弁護士である著者の安田さんが携わったいくつかの事件について書かれた本。 特に大変だった事件を選んで書いてあるからなのか、色々とつらい。こんなに頑張っても、ままならないことばかりなのかと思う。 弁護士という仕事の難しさは、法律の知識がどうとか…

雑学「大江戸庶民事情」/石川英輔

今の世の中は、色々な技術が進歩して便利になった面もあるけれど、進歩が速すぎて、環境の再生速度よりも破壊速度の方が上回ってしまっている。それに、常にもっと上を目指さないといけないというプレッシャーを感じる。でもそういう生き方で人生が豊かにな…

絶歌/元少年A

理性でコントロールできない部分というのは誰にでもあって、少年Aの場合はそれが異常な感情や行動と結びついてしまったということだと思う。大人でもカッとなって、普段よりきつい言い方をしてしまうなんてことはある。14歳の子供が強い感情を制御できるかと…

なぜヨーロッパで資本主義が生まれたか/関廣野

色々書いてあったと思うのだけど、多分私にこの本を読むための下地となる知識がないせいで、何が書いてあったかというとうまく言えないし感想が出てこない。 そんな感じなので、ほんの限られた点について思ったことを書いておく。 時々、海外の実力主義を見…

行動経済学 経済は「感情」で動いている/友野典男

常に合理的な選択ができる人間なんていなくて、大方の選択は感覚的だったり直感的だったりするものだ。 実際、この本の中でいくつか問題が書かれていて、確率的にはこの選択肢が最も合理的だと説明されても、その選択肢を選ぶ気になれない。 と言っても、人…