老兵は死なず/野中広務
野中広務さんが政治家としてどんな活動をしてきたかを語った本。
とても堂々と言えたものではないけど、政治に疎いため、その手の話を聞いてもいまいち何を意味しているか分からないことが多い。
知ればもっと面白いだろうと思って読んでみた。
(もちろんこの本はそういう説明が書かれた本ではないけれども。)
野中さんのことは、名前は聞いたことがあるけれどどんな人かは答えられません、という程度の前提知識で読んだ。
それでも読んでみると、世の中で起こった出来事について、そんなことがあったなあと思うくらいには覚えているし、大抵の登場人物の名前くらいは聞いたことがあり、色々なドラマがあって面白かった。
この本に登場する人物達がまさに活躍している頃に読んだら、もっと面白かっただろうに。
政治家の人達は、大抵の人が、世の中を良くしたいという強い意志を持っているものなのなんだろうなあ。
テレビに出ているあの人達も、一生懸命選挙活動している人達も。
自分は政治家になりたいなんて全く考えたこともないので、どんな気持ちかあまり想像がつかない。
政治がよく分からないから余計に想像がしづらいのだろうなあ。