菊と刀/ルース・ベネディクト

第二次世界大戦中、文化人類学者のベネディクトさんは、国(アメリカ)から、敵である日本人はどんな民族かを調査せよという依頼を受けた。その調査結果がこの本の元になっている。

調査をするには、日本に渡り、日本人と一緒に生活をするのが一番良いのだけど、戦争中に敵国に行くわけにはいかないので、文献と、過去に日本で暮らしたことのある人や日系人に話を聞くことで調査を進めたそうな。

 

色々書いてあるけど、特にその通りだなと思ったのは義理について。人から何かしてもらったら、お返しをするまで負い目みたいなものを感じてしまうので、頼むのを躊躇してしまうことがある。

でもこれって、日本人に限らずそういうものじゃないのかな。日本人は特に気にしすぎるのかもしれないけど。

  

菊と刀 (光文社古典新訳文庫)

菊と刀 (光文社古典新訳文庫)