知の教室/佐藤優

佐藤さんは、すぐに役に立つ実務的な知識は賞味期限も短い。一見役に立たなそうな教養が、人生の危機に直面した時に役立つ。というようなことを(この本に限らず)何度か言っている。

確かに、仕事に関係する知識は目の前の仕事をこなすのには役に立つけど、この先どうやって生きていくかなど自分の人生全体のことを考える時や、予め備えておくことが難しい問題に直面した時には役に立たない。

そういう時には、自分の中に持っている指針みたいなものに頼ることになると思う。

それを形作るのが教養というやつだね多分。

 

この本に、ヒトラーは沢山本を読むことで政治の武器を得ていたと書いてあり、どういう人なのかと興味を持った。

図書館で「我が闘争」を見かけたことがあった気がしたので、見に行ってみようかと思って名古屋市の図書館全体で検索したけど、ヒットしなかった。何だろう。