トーマの心臓/森博嗣
原作は漫画で、タイトルは知っていたけど読んだことはない。
トーマは何故死んだのか、ユーリの様子がおかしくなったのは何故なのか。語り手のオスカーはいい奴な上に、色々と複雑な事情を抱えていて続きが気になったので、面白いと思って一気に読んだ。
それにしても、トーマが死んだ理由が分からないまま終わってしまうとは。タイトルの「トーマの心臓」とは何だったのか。まあ、タイトルが一番重要な点を表すとは限らないけど。
原因はユーリが暴行?されたことにある、ということまでは分かるけど、それで何でトーマが死ぬことに?ユーリの件よりも大きな事件を起こすことで、ユーリの件をから皆の目を逸らすため?命懸けたんだからユーリの件には触れるなという脅し?それとも抗議?
何にせよトーマが死ぬ理由としては薄いと私は思うけど、まあそういうことなんだろうねえ。
もしかして原作と違う(改変されている or 省略されている)のかなと思って調べてみたけど、よく分からなかった。
トーマの心臓 Lost heart for Thoma (ダヴィンチブックス)
- 作者: 森博嗣,萩尾望都
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2009/07/29
- メディア: 単行本
- クリック: 85回
- この商品を含むブログ (77件) を見る