オタクの息子に悩んでます/岡田斗司夫

岡田斗司夫さんが朝日新聞の悩み相談に回答する際、どのように回答を考えたかを書いたのが本書。

私は 岡田さんのことを「岡田斗司夫ゼミ」の動画を見て知ったのだけど、しばしば私には思いつかないような発想をされる方で、この本に書かれている悩みの回答も、スゲーと思うような回答やら笑ってしまう回答がちらほら。

最初に考えた回答の方向性が「面白い回答をしたい」とか「自分の独自性を出したい」とのことで、なるほど、そういうところを目指していらっしゃるからその通りになってるのか。

でも、こうして文章で読むのもいいけど、話しているのを聞く方がもっと良い。岡田さんは時々あはははは!って笑いながらすごく楽しそうに話すので。

それから私が質問者だったら、解決策よりも、この本に書いてあるような分析の方が聞きたい。悩みの本質が何なのかということを知ったほうが気が晴れる気がする。限られた文字数で回答をするから、解決策を優先せざるを得ないのだろうけど。

オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)

オタクの息子に悩んでます 朝日新聞「悩みのるつぼ」より (幻冬舎新書)