仕事漂流/稲泉連

本書は、就職氷河期に就職し、その後数年で転職した8人の男女について書かれている。ちなみに、良い大学に行って良い所に就職した人が多い。

 

最近、今の仕事を不満に感じるような、いやどちらかと言うと、このままでは良くないんじゃないかという不安があって焦っているような・・・理由がよく分からないイラつきを感じる。その解決のきっかけにならないかと思って読んでみた。

 

私も新卒で入った会社を辞めた人で、彼らが転職した理由には共感したりしなかったり。

辞めた理由というのは色々あって、数年かけて積み重なってきたものと、辞める直前に爆発のきっかけになったものは少し違う。結局のところ、組織に入る前から楽しく働けるかどうか分からないし、状況によって周りも自分も変わるので、ずっと同じでいるのは難しいのかもしれない。時々見直しが入るのは仕方がないことなのかもね。

 

仕事漂流 ― 就職氷河期世代の「働き方」

仕事漂流 ― 就職氷河期世代の「働き方」