日本奥地紀行/イザベラ・バード
明治維新の数年後、イザベラ・バードさんが一人の通訳を連れて日本の奥地を旅した記録。
イザベラさんは旅をした当時多分それほど若くないだろうし、言葉も通じないし、よくもまあ一人で何日も旅をしようという気になったなと思う。どこも観光地ではないから快適に過ごせるような場所ではないし、長距離を移動するのだって大変なのに。そんなことは二の次だと思えるくらい好奇心が旺盛ということか。私なら耐えられない。
日本人について、未開の人と書いてあったり、髪型や服装などについてとても酷いと書いてあったり、時々かなり辛辣な言いようで笑ってしまう。
どこに行っても、日本人が大量に押し寄せてきては、屋根を上ったりしてイザベラさんが泊まっている部屋を覗いてくると書いてあり、まあ未開人と言われても仕方がないのだろうけど。
裸で過ごしている人がいると書いてあったけど、裸とは本当に裸なんだろうなあ。
けれど、日本人はどこに行っても皆親切で礼儀正しいとも書いてある。どうしてだろう。不思議。
- 作者: イザベラバード,Isabella L. Bird,高梨健吉
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2000/02/15
- メディア: 文庫
- 購入: 9人 クリック: 56回
- この商品を含むブログ (80件) を見る