人生の法則/岡田斗司夫

 著者の岡田さんによると、人は欲求のタイプにより4種類に分けられるそうだ。その4タイプとは注目型、指令型、理想型、法則型で、完全に4タイプにきっちり決まるかというと、指令型寄りの注目型だったり、その時の調子によって揺らぐこともある。人をタイプ分けする意味は、他人と完全には分かり合えないことを理解すること、そして分かり合えないなりに相手の気持ちを想像しやすくすること。

自分がどのタイプかを判定するテストがあり、やってみたら私は法則型だった。(ちなみにテストをやる前の予想では、少なくとも外向型の注目、指令はありえない、理想か法則のどちらか、どちらかと言えば法則かなと思っていた。)

 

人間は情報を受け取ることで初めて反応し、情報を発信する。その反応が人間の意識で、人間の意識の集合体が文明だ。人は情報を受け取ってパスすることに幸せを感じるようにできており、4タイプは受け取ってパスする時の偏り方のタイプなんだ、と後ろの方に書いてあったのだけど、いまいちピンとこないなあというのが正直な感想だ。

そのことを頭の片隅に置いて過ごしてみたら、そう感じることがあるかもしれない。