ブラックチェンバー/大沢在昌
どうなることかと思ったけど、最後はちょっとしんみりした。北平は、自分が大金を得たかったのではなく、組織を維持するためのお金が足りなくて困っていたのかもしれない。経営者(?)は大変だ。
三井が気の毒だった。
わざとウイルスを持ち込んで治療薬で儲けるって、実際にやった人がいないようなのは何でだろう。
悪人でも大量殺人はためらうんだろうか。それとも実行した人にもリスクがあるから?そういうことなら、致死率がそれほど高くないウイルスでもそこそこ儲けられそうな気がするけどな。
この本ではウイルスを持ち込むこと自体は簡単にできるような様子で書かれていたけど、実際は実現が困難なのかな。