本の種類、読む目的、読み方

今まで本を読むと言えば、殆ど小説しか読んだことがなかったのだけど、最近は小説以外で、気になった本はなるべく色々読んでみている。
でも、読み進めていくと段々と嫌になってきてしまって、面白そうだと思って読み始めたはずなのにどうしてだろうなあと思っていた。
その理由が分かってきた気がする。多分、ストーリーのある文章を読むのと、説明文のような文章を読むのでは、読み方を変えたほうがいい。
よく、本は最初から最後まで全部読むのではなく必要な部分だけ読めばいいと聞くけれど、私はそんなことをしたら細かいところを見落としてしまって面白くないのではと思っていた。小説ばかり読んでいたのでそう思っていたけれど、きっとあれは小説を読むときの話ではないのだと思う。
そもそも小説とそれ以外の本は読む目的が違う。
小説は心に潤いを与えるために読む。読むこと自体が楽しい。書かれている情報に興味を持って読む本は、知識欲を満たすために読む。文章が面白いわけではないし、ストーリーがあるわけではないので、続きが気になるという楽しみもあまりない。それに書いてあることの全てに興味を持てるとは限らない。だから、欲しい情報だけピックアップして読めば良いということなんだな。
本を買う時に、内容を拾い読みして面白そうだと思ったのだから、家に持ち帰ってから読むときも、同じような読み方をすればいいわけだ。
それから、説明文のような文章は特に、同じものを続けて読むと飽きてくるみたい。嫌になってくるのはただ少し飽きただけで、複数の本を並行して読めば、続きをまた興味を持って読めることに気付いた。
一冊を読み終わるまでに内容を忘れてしまいそうなのは難点だけど、ちょっとこのやり方で読んでみよう。