寿命の9割は「便」で決まる/中島淳

私はほぼ毎日排便できてはいるけれど、毎回苦労しているので、排便困難症だと思う。朝食を摂ってから10分後くらいに便意を催して、トイレに行ったら遅くとも1分以内には排便が終わるのが「正常」だなんて。本当に、世の中の多くの人はそんなことができているのだろうか。でも排便中は無防備になるのだから、本来そのくらいで終われないといけないはずと言われれば確かに・・・。

 

あらゆる 哺乳類 は 体 の 大き さや 体重 に 関係 なく、 腹圧 を かけ てから 平均 12 秒 で 排便 を 終える

 

排便 中 は、 どの 動物 も 無防備 です。 長く 時間 を かけ て い ては、 敵 から おそわ れ かね ませ ん ので、 平均 12 秒 という こと に なる の でしょ う。

 
何とかならないものかと思ってこの本を読んでみたのだけど、解決策は、食物繊維を摂る、運動をする、水分を摂る、油を摂る、食事の量を摂るなど、あまり目新しい情報はなかった。
ただ一つ、その手があったかと思ったのは浣腸。聞いたことはあるけれど馴染みがないので思いつかなかった。面白そうなので試してみたい。
 

 

恋愛中毒/山本文緒

山本文緒さんが昨年の秋に亡くなっていたことを、昨年末に知った。この方が書いた本は大体読んでいたと思う。ここ数年はあまり本を書かれていないと思っていたけど、昨年くらいに新しい本が出ているのを知り、おやっと思って調べていたら、亡くなったと。まだ若かったのに。

 

恋愛中毒も読んだはずだけど、内容を全く覚えていなかったので、初めて読む感覚だった。

話は面白いけど、タイトルには違和感を覚える。これは恋愛の話なのだろうか。愛にも色々あると言われればそうなのかもしれないけど。

離婚の件は、主人公が最終的にやってはいけないことをしてしまったのはその通りだけど、どちらかといえば旦那が悪いよねと思う。突然無言で手のひらを返すようなことをするから。でも、嫌だと思ったらもうどうにもならないというのも、分からなくもない。

 

「一人で生きる」が当たり前になる社会/荒川和久、中野信子

この本によると、日本では2040年頃、半分くらいが独身という世の中になるらしい。

少子高齢化と言われているけど、そんな話は初めて聞いたなあ。

 

結婚したいけどできないのではなく、したいと思わないのだとすると、少子化対策はどうするのだろう。

個人的には、結婚したら特定の人とずっと一つ屋根の下で暮らさなければならないというのは縛りがきつすぎるので、家族というものがもう少し緩い繋がりになって、家族の中だけで閉じた関係になるのではなくて、子供を産んだら何らかの方法でサポートが得られるようになるといいんじゃないかと思うのだけど。

 

なんびょうにっき/さとうみゆき

さとうさんは、お母さんのことで頑張りすぎてしまったんだろうな。それで倒れてしまって、症状が死んでしまいたいと思うほど苦しいのも辛いし、お母さんが一人で生活するのも心配だし、治ってもその後の生活が不安だし、辛かっただろうな。

 

ストレスがたまると、元気な時であればかからないような病気にかかることがある。

私も会社員時代に割とストレスがたまっていた時にちょっと体調が悪くなったことがあり、会社を辞めることを考えるきっかけになったな。

病気やけがをしないでいられるのは本当にありがたい。

 

脳内麻薬/中野信子

おぼえがき。

  • 快感を感じさせるドーパミンドーパミンにブレーキをかけるセロトニンやGABA、苦痛を和らげるオピオイドなど、人の体内で生成され脳に作用する物質を脳内麻薬と呼ぶ。
  • 何か楽しい経験をすると脳のいくつかの部位にドーパミンが送り届けられる。送り先には脳のメモリーである海馬も含まれるので、快の経験は記憶され、次回同じような状況が起こった時により速くドーパミンが放出される。このような脳のネットワークを報酬系と呼ぶ。
  • ドーパミンが放出された時、通常はブレーキをかける物質も分泌される。依存症になる人の脳では、これらのバランスが崩れていると考えられている。
  • 酒やたばこは報酬系に作用するので依存性がある。麻薬も報酬系に作用するものは依存性があるが、そうでないものは依存性がない。

 

脳内麻薬をうまいこと出すコツみたいなものを覚えて簡単に楽しい気分になれないかなと思ったけど、そういう話はなかった。

ランナーズハイって一度経験してみたいと思っていたけど、依存性があるのか。(オピオイドの作用によるもの。)限界を超えて運動をするってどのくらいか分からないけど、簡単にはできないだろうし依存症のリスクもあるので、やってみようなんて思わない方が良いか。

 

 

燃ゆる樹影/藤田宜永

気になる相手の女性とどうするかということばかり考えていて、奥さんに対して申し訳ないと思うどころか、思い出しもしない。浮気する人というのはこういうものなのかもしれない。

この人に限らず、この話の登場人物は皆驚くほど自分勝手だな。まあ私も、自分は違うと思っているのは間違いかもしれないけど。

 

陰の主役、陽子チャン。実際は二十を超えているけど、中学生かせいぜい高校生みたいな振る舞いで話をかき回し、良い味を出していた。

 

悪徒/藤田宜永

解説で、榎波のことを幼稚だと書かれていたのだけど、一般的な人と少し違った心を持っていることを幼稚というのはどうなのかと思う。大人の異性と関わるのが苦手だと幼稚?

個人的には立藤が自分の子供くらい年の離れた女性と付き合っていることの方が微妙な気分になる。法に触れることをしているわけではないけど。

そんな榎波を女性と親密になるよう差し向ける組織の上層部は何かの冗談みたいで面白かった。この人そういうことに向いていないのに、どうしてやらせた。