2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

アシンメトリー/飛鳥井千沙

お酒を飲んだときに暴れるのも問題だけど、飲んでいない時でも、我を忘れるほど興奮するなんて恐ろしい。理性でどうにかなるものではないと思うので、本人のせいとは言えないかもしれないけど、二人きりになったりするのは怖いな。 アシンメトリー (角川文庫…

もっと言ってはいけない/橘玲

現在のヨーロッパ人の家系図をさかのぼると、その共通祖先が存在するのはたったの600年前だという話や、全ての日本人が天皇の遺伝子を共有しているという話、短期間で進化が加速することもあるという話などが面白かった。 それから、内向的な性格と外交的な…

科学的な適職/鈴木祐

最近仕事が楽しいと思えないので、どうしたら楽しくなるかと思って読んでみた。 一時期、新しいことをやれば楽しいのかと思っていたけど、今新しい仕事が始まってもあまり楽しい気持ちにならないんだよなあ。何だろうな。 転職をする時に情報を集めても、給…

言ってはいけない/橘玲

親の子育てより、子供の友達の方が子供の育ち方に与える影響が大きい理由は、人間が長い間、年齢の近い子供により育てられてきた名残だという話はなるほどなあと思った。 それから、割と色々なものに遺伝の影響が大きいということ。これは確かに言いづらい話…

四十歳、未婚出産/垣谷美雨

子供は女性一人でできるわけではないのに、男性側に全く知らされることなく子供が生まれてくるなんてことがあるなんて。何だか不思議な感じがするけど、可能は可能なのか。 せめて知らせるくらいはと思ったけど、妊娠している女性の目の前で、冗談でも、もし…

みかんとひよどり/近藤史恵

飲食店、特にフランス料理のお店なんて、料理を作るのにものすごい手間がかかるし、ちょっと変わった食材を使おうとするとコストもかかるので、人が来なかったらあっという間に赤字になってしまうんだろうな。口コミでちょっと感じの悪いことでも書かれたら…

人生は天国か、それとも地獄か/田原総一朗、佐藤優

死ぬまでやりたいことがあるって羨ましい。私ときたら、この二人に比べたらまだまだ若いのに、やりたいことがない。 でも、やりたいことがあったら、それができなくなった時にすごく苦しむと思う。だから好きなものから目をそらしているところが、私にはある…

世界2.0/佐藤航陽

FacebookがMetaに社名を変更すると聞いた時、正直、メタバースにそれほど将来性があるのか疑問に思ったけど、自分が生きたい世界をいくらでも作ることができると聞くと、すごく楽しそうな気がしてきた。 でもそんなものができてしまったら、現実を生きるのが…

ある晴れた日に、墓じまい/堀川アサコ

つい最近もお墓の話を読んだけど、今回は特にお墓に興味があって読んだわけではない。 自分が死んだらお墓の世話をする人がいない、という状況で癌になったら、40代前半という若さでもお墓について考えざるを得ないわけか。 私は現時点で継ぐお墓はないはず…

ブルーもしくはブルー/山本文緒

私は特に、選択を間違ったと思うようなことはないな。もう一度別の視点から経験してみたいと思うことはあるけど、別の分岐に行きたいと思うことはない。 自分を他人目線で見るのは、いい勉強になりそう。結構凹むかもしれないけど。今だって自分の恰好悪さを…

眠れるラプンツェル/山本文緒

大分前に一度読んでいるはずだけど、詳細は全く覚えていなかったので楽しめた。徐々に不穏な事実が明らかになっていくこの感じ。 何年も前に読んだときは、13歳と***なんてありえないと思ったような気がするけど(思ったかどうかも定かではないけど)、今読む…

終わった人/内館牧子

私も仕事を辞めたら困るかもしれない。辞めた時のことを考えるのはまだ早いかもしれないけど、休日にやりたいことも特に思いつかないくらいだからなあ。 仕事ってハマればやりがいを感じるのに都合が良いもので、代わりを見つけるのはなかなか難しそうな気が…

大国の掟/佐藤優

読むと面白いとは思うものの、この本を読むための下地がないため、すんなりとは頭に入ってこない部分がある。 どれだけのことが私の頭に残ったことやら。でもまあそれは他の本でも同じか。 大国の掟 「歴史×地理」で解きほぐす (NHK出版新書) 作者:佐藤 …

ヘブンメイカー/恒川光太郎

大分前に読んだ「スタープレイヤー」の続編のようなもの。 皆割と、自分が生きていた世界にあったものを取り寄せたり作ったりしようとするんだなあ。私だったらまず自分の体を改造したい。 肉体年齢を10代の後半くらいに戻す。以降老化しない。 体の不調が一…

リスクは金なり/黒木亮

どういう仕事なのかいまいちイメージが湧かないのだけど、著者はかなり優秀なビジネスマンだったんだろうなあ。そしてすごい勉強家だ。できる人はそれ相当の努力をしているということなんだな。こんなのは真似できないと思った。好きならやれるのかもしれな…

帰らずの海/馳星周

一方的に姿を見たことしかなく、しかも一度危ない目にも合っているのに、ここまでするストーカーって一体何なのか。一人で妄想が膨らんでしまったのかな・・・。 同じ著者の別の小説で、北海道が舞台のものをつい最近読んだ。あちらは方言が沢山出てきて、一…

群青の魚/福澤徹三

交番にいるいわゆるお巡りさんの日々の仕事は、実際ここに書かれているような感じなんだろうな。警察に連絡するような出来事なんて一生に一回あるかないかくらいだと思うけど、かなり忙しいらしい。 自転車で見回りをすると書かれていて、そういえばそんな場…