アメリカン・スナイパー/クリス・カイル

SEALのスナイパーとして活躍し、米軍史上最高の狙撃成功回数を記録したと言われるクリス・カイルさんが、退役後に書いた自伝。

戦争が悲惨だったとか病んだとかいう話ではなく、最後まで一貫してSEAL最高!だった。

 

彼は人を殺したことに対して、全く罪悪感はないのだそうだ。仲間を傷つける悪い奴らだから死んで当然だと。そんな風に思えるのなら、人を殺すのもさぞや楽しかろう。

内容が嫌なものでも、周りが認めてくれて、本人がそれを正しいと信じていられるならば、楽しく仕事ができる。

正直羨ましい。私もそんな風に思って仕事ができたいいのに。

この方の優先順位は神、国、家族だそうで、その辺りの根本的な思想の違いが、考え方の違いに表れているのかもしれない。神や国が優先順位の上位というのは、私から見るとどういう心持ちなのかどうも分からない。

 

ちなみのこの本は映画化されてかなりヒットしたらしいのだけど、著者のカイルさんは映画が公開される前にPTSDを患った元軍人(しかもカイルさんが支援していた人物らしい)に射殺されてしまったのだそうな。

よりにもよってというかなんというか・・・。