終の盟約/楡周平

大変なことになった様子で始まったけど、割とめでたしめでたしな感じで終わるか。と思ったら、最後の最後に恐ろしいことに。

でもこの兄弟の仲の良さが羨ましい。お兄さんが会食のたびに高級店の会計を全額持ってくれることに引け目を感じないのは、自分の生き方を認めてくれているからだって。寝食を共にしたのは大学に入るまでの18年ということだけど、たったそれだけの期間で、ここまで分かり合えるものか。(育ちが良い、頭のいい人たちだからという気はする。)

 

安楽死が合法になったらいいのにと思うけど、少なくとも私がもう少し年をとった頃には、まだ無理なんだろうなあ。

事前指示書なんてものがあるんだ。私も書いておこうか。だけど、実質あまり意味はないかもな。