考える技術/大前研一

本の概要

問題を解決するための考え方について、大前さんが実践している手順について書いた本。

 

この本を読んだ理由

自分の身に降りかかる色々な問題を解決したいと思っているから。

 

思ったこと

問題を解決するためには、仮説を立てて、その仮説を立証するための証拠を徹底的に収集すべしと書いてある。

それは何も、思いもよらないようなことではないと思う。

そう思うにも関わらず、私が抱えてる問題が解決していないのは、実際に上記の通りにするのは簡単なことではなく、修業が要るということなんだろう。

一言で仮説を立ててその証拠を集めると言っても、実際はそれを実践するにあたり大前さんはもっと色々なことを考えているはずで、それが本に全て書かれているわけではないのだから。

劇場版 Fate/stay night Heaven's Feel 第1章

本ではないけど、観てみて全く予想外の感想だったので、ここに吐き出しておく。

 

経緯

Fate/stay night:プレイ済み

Fate/hollow ataraxia:プレイ済み

Fate/Zero:アニメ視聴済み

Fate/stay nightをプレイしたのは大分昔で、大筋は分かるけど細かい部分は殆ど覚えていない状態で観た。

元々映画はあまり観ない方で、当初は見に行くつもりがなかったのだけど、ランサー vs アサシンのメイキングを観たら観たいなあと思ったのと、ちょっとテンションを上げたい気分だったので、観に行ってみた。

 

感想

事前に他の方の感想を読み、楽しい気分で帰ってくるつもりだったのに、全く予想しなかったことに辛くて怖くて、いっそ早く終わってくれとまで思ってしまった。内容が不満足だったということではなくて。

 

慎二の気持ちは分かる

士郎って、やっていることは「いいこと」なのかもしれないけど、無神経だもんねえ。

蟲が

体に入らないサイズの蟲がいた。あれ何に使うの・・・。

士郎が飛び出したシーンで泣いてしまった

「俺はなんて馬鹿なんだ」みたいなことを言って、セイバーをかばって飛び出すシーンで、何故か泣いてしまった。

多分悲しかったのではなくて、感情が引きずられたような感じだと思う。

ランサー vs アサシン

このシーンを観たかったので、キターと思った。やっちまえーと思ったけど、やっちまえないことを知っている。どうか死なないでと思ったけど、そうはならないことを知っている。このめちゃかっこいいシーンからの流れであれは・・・辛い。

サーヴァントがいなくなっていくのが辛い

セイバー vs アサシンも同じく、素敵シーンからあれ・・・辛い。

今回観ていて辛かったのは、多分サーヴァントが次々といなくなっていくからだと思う。だから私stay nightよりhollowが好きだったなそういえば。あれはサーヴァントたちが楽しそうにしてるから・・・。

アーチャーがピンピンしていることだけが救いだった。出番少なかったけど、いい仕事してたし。

みんな薄着すぎる

特に桜。どう見ても夏服でしょそれ。何故。

MX4D

ハサン先生がごろごろ転がっている時に我々のシートがガタガタ揺れるということは、我々はハサン先生と一心同体!?ちょっと、やめてよね。(そもそも何で先生なんだっけ・・・。)

正直、ガタガタ揺れるのとか匂いとか要らないというかむしろ邪魔だと思ったけど、自分がマスターやってるわけじゃないのに戦闘シーンとかもうこんなの耐えられないみたいに感じたり、変に感情移入してしまったのは、こいつの効果があったということなのかもしれない。

超AI時代の生存戦略/落合陽一

概要

筑波大学の准教授、ほか色々やっている落合陽一さんが書いた本。

最近AIが世の中に及ぼす影響が話題になっているけれど、世の中がこれまでにどう変わってきて、今後はどうなりそうか、それに対して人はどういう方針で生きていったらよいか、等について書かれている。

この本を読んだ理由

落合さんを何かで見て、どういう考えを持った人なのかもっと知りたいと思ったから。

それから、コンピュータに関することは自分の仕事とも重なる部分があるから。

思ったこと

好きなことを見つけるのは難しい

落合さんは、自分の好きなことを理解しておくことが大事で、好きの理由を分類すると以下の3つだと言っている。

①うまく行った時に楽しいから好き。

②コレクションするのが好き。

③身体的な快感を得られるから好き。

私は、ものを集めて楽しいと思ったことはあまりない。運動をしたり、おいしいものを食べて気分がいいとは感じるけど、はまるほどではない。期待通りの結果になることが一番嬉しいと思うので、①タイプかな。

でも、具体的に何が好きかとしばらく考えてみたけど、特別これというものは思い浮かばなかった。好きなことが分からないってどうなんだと思ったが、きっと①の快感が得られることなら何でもいいんだろうと今この文章を書いていて思った。

 

健康に気を遣っているとは意外

グミばかり食べていると聞いたので。

グミはコラーゲンがどうのと言っても殆ど砂糖の塊だろうし、睡眠時間も十分にとれていないと聞いたので、健康にはあまり気を遣わない方なのかと思っていた。そこは犠牲にせざるを得ないのかもしれないし、大きなお世話だけど。

でもその割に体型は維持されているようだな、と思っていたら、定期的にジムに通うなどして運動しているそうな。そういう所もきちんと押さえてるんだなと思った。ですよねー、体は大事ですよね・・・。

 

AI時代について

落合さんが言っているような、人とコンピュータ、労働と生活の境界があいまいな世の中は、私にはまだあまり身近なことではないので、直近の未来としては考えられないけど、もしかするとあっという間にそうなってしまうのかもしれない。でもなるようになると思うのであまり心配はしていない。

AIに仕事を奪われるなどということも言われているけど、少なくとも現時点で私がやっているようなことは十中八九AIがやるはず、というかやるべき。早く奪ってくれ。そしてみんなやりたいことをやって暮らしていけるようになればいい。

あんぽん/佐野眞一

ソフトバンクの創業者:孫正義さんの生い立ちを、親族へのインタビューなどをもとに書いた本。

この本を読む前に私が孫さんについて知っていたことは、ソフトバンクの創業者であるということと、どうも韓国の人らしい、ということくらい。

この本を読んで、大分独特な環境で育った方だということが分かった。

それから、子供の頃から才能豊かな人だったんだなということ。小学生だか中学生の時に書いたという詩の内容、父親との会話、絵まで、少なくとも私が考える一般的なレベルではない。

まあ、成功する人というものは誰でも、子供の頃から一般的な人より抜きんでているのかもしれないけれど。

 

韓国の人が沢山日本に強制連行され、酷い環境で働かされていたということについて、北朝鮮の日本人拉致問題と同じようなことを日本もやっていたんだと書いてあったのだけど、そのことを自分が認識できていなかったことにちょっと驚いた。

正直私は、その話をうっすらとしか知らなかった。歴史の授業で習ったけど忘れてしまったんだろうか。それとも授業でそんなことは習わない?これ知っていないといけない話だよねえ・・・。

 

あんぽん 孫正義伝

あんぽん 孫正義伝

 

 

そこまで言うか!

堀江貴文さん、勝間和代さん、西村博之さんの対談をまとめた本。何かのテレビ番組で勝間さんと西村さんが喧嘩のようになってしまったので、堀江さんが仲介して対談が実現したそうな。

 

私は特に堀江さんと勝間さんはどういうことを考えている人なのかあまり知らなかったので、へーと思うことがいくつかあって面白かった。

 

例えば堀江さんが学生時代に、ある時には50円しか持っていないくらい貧乏だったので、お金のことを気にせずに生活したいと思ったこと。その後稼いで200万円くらいたまった時は全部車に使ってしまったこと。

50円しかないって、うまくやりくりができない性格なのか、やりくりしてもどうにもならないくらいお金がなかったのか・・・?

そしてちょっと貯まったお金を全部使ってしまう気持ちも分からない。本当にお金がない状態を経験すると、お金を手にした時にはパーッと使いたくなってしまうものなのか。

 

勝間さんは嗜好品に依存するタイプらしい。私自身は何かが止められない状態になったことがないので、あまり理解できないけど、依存してしまうのでまずいと思ったらパタッと止めるんだそうな。

 

堀江さんが勝間さんに質問をして、勝間さんがそれに答える場面が多かった。堀江さんは勝間さんに興味があるんだなあ。

西村さんは他の二人に比べると喋っている量が少ない。この方は基本的に、弱みを見せないように余計なことは言わない姿勢がしみついていそうだな。

 

そこまで言うか!

そこまで言うか!

 

 

菊と刀/ルース・ベネディクト

第二次世界大戦中、文化人類学者のベネディクトさんは、国(アメリカ)から、敵である日本人はどんな民族かを調査せよという依頼を受けた。その調査結果がこの本の元になっている。

調査をするには、日本に渡り、日本人と一緒に生活をするのが一番良いのだけど、戦争中に敵国に行くわけにはいかないので、文献と、過去に日本で暮らしたことのある人や日系人に話を聞くことで調査を進めたそうな。

 

色々書いてあるけど、特にその通りだなと思ったのは義理について。人から何かしてもらったら、お返しをするまで負い目みたいなものを感じてしまうので、頼むのを躊躇してしまうことがある。

でもこれって、日本人に限らずそういうものじゃないのかな。日本人は特に気にしすぎるのかもしれないけど。

  

菊と刀 (光文社古典新訳文庫)

菊と刀 (光文社古典新訳文庫)

 

 

誰も戦争を教えられない/古市憲寿

古市さんが世界各地の戦争に関する施設(戦争の記念館や博物館など)を巡った記録。古市さんのことはテレビで何度か見たことがあったので、読んでみた。

2か月くらい前に読んで大分内容を忘れてしまったけど、少し前に中国の深センの発展がすごいという話を聞いて、そういえばこの本にもそんなことが書いてあったなと思い出したので、読んだ記録だけでも残しておく。この本には、中国に行くと勢い感じるというようなことが書いてあった。それに比べて東京は止まっているような感じがするとも。

肝心の戦争の施設を巡った様子については、敗戦国かどうかやお国柄(?)によって、展示の仕方が違っていると書いてあった。

アウシュヴィッツは割と気候の良い場所のようなことも書いてあった。何となく日の差さないような場所を想像してしまうけど、そこで起こっていたこととは関係なく、明るく太陽に照らされる日もあったんだなあ。

 

誰も戦争を教えられない (講談社+α文庫)