母さん、ごめん。/松浦晋也

認知症になった母親を介護した男性が書いた本なのだけど、読んでいてつらくなる。

肉親だと甘えがあって、かえって言うことを聞いてくれないこともあるのか。良かれと思って色々やっても、病気のせいとはいえ、攻撃的な態度をとられると・・・つらい。

奥さんや母親の介護で手を上げてしまう男性が多いという話を聞いたことがあるけど、(女性の方が手は出にくいかもしれないけど、もちろん男性と同じように肉体的・精神的な限界はあるし、)そうなったらお互いに不幸でしかないので、家族でどうにかしない方向で考えないといけないな。

タイトルは「ごめん」となっているけど、この本を読む限り謝るようなことはなく、この方は十分よくやったと思う。