後悔と真実の色/貫井徳郎

誰かに嫉妬をした時、闘争心を燃やすか、憎むか、諦めるかは時と場合によると思うけど、私自身は、相手を憎むほど嫉妬をしたことはないと思う。

勝てそうであれば追い抜こうとするのもまた楽しいし、勝てないと分かれば、割と諦めは早い方だと思うので。自分が相手より不当に低く評価されていると思うのは、大抵は私の勘違いだろう。

 

警察の皆さんは本当に大変だな。仕事にやりがいを感じる人でないとやれない。これなら一般企業に勤める方がずっと楽な気がする。

 

警察官と結婚したら、家にあまりかえって来られないことは想像がつくと思うけど、西條の奥さんは結婚する前にそういうことを考えなかったのか。西條がもう少しフォローしていればうまくいったんだろうか。