言ってはいけない格差の真実/橘玲

差別であるかどうかの判断基準は、相手が不快に思うかどうかではなく合理的に説明できるかどうかであり、それが世界標準の考え方である、とのこと。

差別と区別は違うよねと思っても、じゃあ何が差別で何が区別なのかというと自分の中できちんと定義できていなかった。なるほど。

 

日本人の働き方は、いずれ欧米企業のようにスペシャリスト(専門職)とバックオフィス(事務)に分かれていくだろうとのこと。

スペシャリストは、収入は成果主義で青天井だが雇用の保証はなく、日本で「高度プロフェッショナル労働制」で想定される働き方で、バックオフィスは職務と労働時間で給与が決まる同一労働同一賃金の働き方だ。

スペシャリストは「会社の看板を借りた自営業者」と書かれていて、自分がまさにこれなのだけど、だから残業代が支払われないのは当たり前とはどういうことだろう。自営業だからそもそも残業の概念がないということかな。

 

言ってはいけない格差の真実【文春e-Books】

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