虚国/香納諒一

時々読む別の作家さんと雰囲気が似ている。

この間別の本を読んだとき、主人公の心の声の一人称と人に話すときの一人称が違っていて違和感を覚えたのだけど、この主人公もそうだった。私は常に私なので、どういう感覚なのか分からないのだけど、考え事をするときだけ別の一人称と使い分ける人がいるということなのだろうか。

主人公と親しくなりかけた女性が、元彼とよりを戻してしまったようでええー、と思った。この女性も事件に関わっていたから一生懸命調べたのだろうに。それとこれとは別と言われればそうなのだけど。